コロナ制圧タスクフォース事業開始のお知らせ
このたび、消化器内科として、新型コロナウイルスから国民を守る時限的な緊急プロジェクト『コロナ制圧タスクフォース』へ参加します。
『コロナ制圧タスクフォース』とは、様々な研究分野で日本を代表する科学者が横断的に結集したものであり、科学による客観的真理を解き明かすことにより医療崩壊を防ぐことを喫緊の目標と捉え、その達成の先に、新型コロナワクチン開発を目指します。
コロナ制圧タスクフォースの使命
1.日本社会への貢献
日本人感染者の重症化因子を解明(同定)し、重症度予測法を構築することで医療リソースの最適化を図り、医療崩壊を防ぐことが期待されます。
2.国際貢献・協調
今や、全世界が、"コロナ制圧に向けた戦い" 開始しました。その中で、新型コロナ感染において、欧米と比較して顕著に死亡率の低い日本は国際的にも注目されております。同じウイルスなのに、国や地域によって感染率、重症化率、死亡率が異なる理由として、人種差(遺伝子多型)の関与の可能性が考えられます。
我々の挑戦は、日本人のゲノム解析を通して、「新型コロナ感染症の重症化のメカニズムを世界に向けて発信する」ことです。民族的に均一な日本人は、低ノイズ高感度のゲノム解析が可能であり、新型コロナウイルスに影響力のある遺伝子多型を同定し、新型コロナウイルス感染症の病態メカニズムの解明につながることが期待されています。
3.新興ウイルス感染に迅速に対応するためのシステム構築
次の脅威に迅速に対応するため、モニタリングにのための患者リクルートシステムを含む統合的な仕組みを構築します。
4.ワクチン開発
分子ニードル技術を応用した鼻腔スプレー粘膜ワクチンの開発を目指します。
コロナ制圧タスクフォースのホームページ
https://www.covid19-taskforce.jp/
(文責:金井隆典)