現在、5年目、6年目の若手の先生たちに、入局時に抱いた疑問を列挙してもらいました。
Q.慶應消化器内科にはそもそもどうやって入局するの?
A.門戸は多様です。最も一般的な入局は新専門医制度に則っており、卒後3年目で慶應の内科学教室に入局すると同時に消化器内科に入局します。しかし、この方式をとらなければいけないということはありません。3年目から一般病院の後期研修医として研修し、5、6、7年目くらいに入局する人たちもたくさんいます。また、早い段階で大学院に入学する人もおり、多種多様なキャリアプランに対応しています。
Q.3年目、4年目はどんな病院へ行くの?
A.様々なプランがありますが、大部分の先生方に当てはまる代表例を御提示します。新専門医制度に則って、3、4年目は慶應の関連病院での研修を経て、5年目で大学病院での病棟主治医をするという形となります。具体的な出向先病院は図1のように、3年目は連携施設病院①(8病院)にて、4年目は連携施設病院②(21病院)にて研修を行います。慶應は関連病院が豊富であり、今年度の先生方もほぼ希望通りの施設での研修が可能となっています。
(連携施設病院)
Q.他大学出身です。慶應大学出身以外も入局可能でしょうか?
A.出身大学は問いませんし、実際にここ数年の入局者の約半数は他大学出身です。もちろん教室内に学閥なども一切ありません。やる気がある人ならば大歓迎です。
Q.医学部卒業後5年以上たっていますが、入局可能ですか?
A.入局は、卒後3年目以上でしたら可能です。また、大学院入学希望の方も歓迎です。まずは、気軽にご相談下さい。
Q.育児をしながら診療・研究を行うことは可能ですか?
A.可能です。慶應大学病院付属の保育園(人数制限あり)も利用可能です。実際、現在保育園を利用しながら診療と研究を両立している女性医局員もいます。男性医局員でも配偶者が共働きで、協力して育児を行っている人もいます。勤務形態などの詳細については遠慮なく相談してください。
Q.内視鏡をしたことがないのですが、入局可能ですか?
A.ちろん可能です。消化器内科医育成のため、一から教育を行っていくのも大学病院の役割であり、実際入局時に内視鏡に触れた経験が少ない人もいます。専門スタッフの指導のもと、上部・下部消化管内視鏡検査からERCPやESDまで、初心者からでも始められます。むしろ積極的に学びたい方を歓迎いたします。
Q.当直やオンコールは?
A.内科学教室全体での当直となるため、当直は月に1,2回程度です。消化器内科オンコールも教室員で分担するため、月に1,2回程度で、病棟業務や研究などに集中できる環境が整っています。
Q.大学病院は給料が安いと聞きましたが?
A.過去には月に3万円に満たない時代がありましたが、現在は大学から一定額の給料が支給されます。また規定の範囲内で外勤(パート)も認められており、基本的に医局員は平等に割り振られますので、生活に困ることはありません。学費を要する大学院生にはパートの枠も増やして対応しております。
Q.病院見学や相談の窓口はどこですか?
A.まずは気軽に私、青木(勧誘主任)に御連絡ください。病院見学の調整や個人的に相談などあれば、適宜御対応させて頂きます。
また、You tubeに医局紹介動画をUPしておりますので、宜しければ一度御参照ください。
(a href="https://www.youtube.com/watch?v=xjKBvLq021I)
文責 青木 康浩(2015年卒) E-mail:gastro.kanyu@gmail.com